Q&A

よくある質問

みえシューレについて

特に学校と違うところはどこですか?

・「自分」でいることが大切にされます。
・小学生から20歳前後の子ども・若者がいますが、上下関係はないです。
・「~しなさい」「子どもに~させる」という言葉が存在しません。
・校則のようなものは無く、必要なルールはミーティングで決めています。
・平和だと感じる人が多いと思います。
・自由参加のミーティングでは、子どもとスタッフは同じ一票です。
・盛り上がらなくてもキャラを決めなくても大丈夫です。
・Wi-Fi・スマホ・パソコン・ゲームを自由に使えます。
・スタッフは子どもとの信頼関係を何よりも大切にしています。
・おせっかいなスタッフはいません。
・近所でもバイトができて、休憩時に「みえシューレ」に来れます。
・バイトを希望する時、スタッフに相談できます(面接の練習も可)。
・多くの科目が完全個別の授業で、高校を卒業できます。

「シューレ」ってどういう意味ですか?

ギリシャ語で「精神を自由に使う」という意味です。三重シューレの「シューレ」の名前は、日本のフリースクールの草分けである「東京シューレ」の名前からいただきました。(東京シューレとみえシューレは、それぞれ別法人のフリースクールです。)

何をしても自由なのですか?

自分で決めること、試行錯誤しながら生きることを大切にしていますので、三重シューレで自分がやることや過ごし方は自由です。 そして、三重シューレは、いろいろな人たちと共有する空間なので、場合によっては少しずつ迷惑を掛けあいながらも、お互いを認め合っていく居場所とも言えます。
ただ、違法行為(未成年ならば飲酒・喫煙なども)を認め合うことはできません。また、そのような違法行為に他の子どもを巻き込むことは、安心して生きることのできる居場所を否定することになると考えています。

アルバイトはできますか?

中学卒業の子ども(15歳以上)は、法律で認められていることですのでもちろん可能です。何人かやっている子がいます。

大人を先生と呼ぶのですか?

講座の講師など教員免許を持っている大人も多いですが、「・・さん」「・・っち」などと呼んでいます。子どもたち同士・大人と子どもも対等な人間関係を大切にしています。

ミーティングに出たくないのですが・・・

どのように通うか、何に参加するかは本人が決めることですので、全く問題ありません。ただ、フリースクールは仲間と作る民主的な活動の場ですので、ミーティングについて関心を持っていただきたいと考えています。ミーティングで決まったことは、メールで連絡します。そのほかのことも、随時メールを送ります。また何かあったら、電話やメールで連絡してください。

子どもたちや友だち

どんな子どもたちがいますか?

本当にいろいろな子がいます。静かに過ごす子、おしゃべりが好きな子、本を読むことが好きな子、ゲームが好きな子、食べることが好きな子、画を描くことが好きな子、音楽が好きな子・・・いろいろな子がいて面白いです。三重シューレ全体の人数は少なく、仲のいい子たちはいますが、学校のようなグループはないと思います。
それから、本人から聞いたことですが、「自分に自信がない」って思っている子や「自分でいい」って思うようになった子や「普通って何?」って思っている子もいます。

友だちはできますか?友だちは作らなくていいですか?(子どもが答えています)

Aさん  いろいろな個性の子が集まっているので、相性の合う・合わないもあると思います。一人の空間が好きな子もいますよ。

Bさん  私も入会したころは友だちが欲しかったです。現在は、過去のような無理して作った関係ではなくて、私を認めてくれる友だちに恵まれています。

Cさん  友だちを欲しいと思えば作ればいいし、作りたくなければ無理して作らなくてもいいと思います。

Dさん  環境によっては友だちをたくさん作ることをすすめられることもあるでしょうが、三重シューレは“個”を尊重しています。個々の“ペース”で友だちの数にとらわれずに“認め合える”程度の関係でもいいのではないでしょうか。

卒業後

卒業後にOBOGは、どのように歩んでいますか?

・一般的な進学・就職をしています。いつでも気軽にスタッフに相談できます。
・専門学校、大学にAO・推薦・一般入試で進学できます。
・大好きなことを仕事にする人もいます(例 ギタリスト、イラストレーター、お菓子屋さん)
・大好きなことと仕事を切り離して生きていく人もいます。
・みえシューレでボランティアをしているOB・OGもいます。
・卒業後に、スタッフと相談しながら、バイトや正規社員として仕事を始める人がいます。

高校卒業資格

みえシューレで高校が卒業できますか?

みえシューレは、通信制の代々木高校と連携していてフリースクールに通いながら3年間で高校を卒業できます。中学からみえシューレに通っていて、そのまま通信制高校の学習を始める子もいます。ほとんどの科目を完全個別で行っており、みえシューレの講師と相談しながら自分のペースで学習を進めています。
また、本人の希望で時間をかけて卒業することや別の高校から転入してくることも可能です。
他にも、みえシューレには代々木高校以外の通信制高校に取り組んでいる子どもや通信制高校の学習をしないで自分の興味のあることに取り組んでいる子どももいます。

通信制高校卒業後、さらに高校卒業資格試験を受ける必要がありますか?

いいえ、必要ありません。通信制高校も、全日制・定時制と同様に高卒資格を取得しますので、その後の進学などでも問題はありません。大学・専門学校に推薦・AO入試でも進学できます。

フリースクールについて

フリースクールって何ですか?

「子ども主体・子ども中心の教育を行い、教育内容を自由に創り出す学校」 を指して、一般にフリー スクールといいます。また、民主的な教育を行う場でもあるため、デモクラティック・スクールと表現しているところや、代替教育の場としてオルタナティブ・スクールと表現しているところもあります。

他にもフリースクールはありますか?

三重県内で月曜から金曜まで開いている子どもが主体(大人からの命令や指導はありません)となるフリースクールは、「フリースクールみえシューレ」だけではないでしょうか。フリースクールは、民主的な場であると考えていますので、子どもとスタッフが対等なメンバーとして話し合える「ミーティング」のないところやルールなどを大人だけで決めるところをフリースクールと呼ぶことには違和感があります。県外のフリースクールについては、フリースクール全国ネットワークのホームページをご覧ください。(https://freeschoolnetwork.jp/)

不登校したらフリースクールに通わなければなりませんか?

そのようなことはありません。大切なのは、子どもがどこかに所属していることではなく、子どもが自分のペース・やり方で、成長していくことです。レギュラースクールも、フリースクールも、教育支援センター(適応指導教室)も、自分に合っているところを活用すればいいと考えています。所属することを強制されれば、プレッシャーとなり、自己否定感を生み出すことにならないでしょうか。
しかし、所属することで安心する子もいるでしょう。みえシューレは所属という意味合いとは少し違います。”いる場所”があることで、安心できる子もいると考えています。
また、家庭を拠点にして、のびのびと個性や可能性をのばすという選択もあります。これは「ホームエデュケーション」と呼ばれており、欧米ではフリースクールと同じように、社会で受け入れられています。私たちは、そのような多様な学びができる日本社会となることを願っています。

学校との関係

学籍はどうなるのでしょう?

小中学校の場合は、日本の制度上、在籍学校に籍を置くことになります。進級や卒業は学校長に裁量権がありますが、不登校を理由に認定されないことは考えられませんので、進級卒業については心配いりません。

学校に戻る子はいますか?

小中学校に戻る子、そしてみえシューレにもう一度通う子、高校や専門学校・大学に進学する子もいます。どのようなケースでも、子どもが決めたことをみえシューレでは応援しています。

学校の先生が無理に学校に戻そうとするのですが?

おそらくその先生は、近年の文部科学省からの通知や新しい法律(教育機会確保法)をご存じないのだと思われます。

その通知や法律の一部を紹介します。
(教育機会確保法http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1380952.htm
・「不登校とは、多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり、その行為を『問題行動』と判断してはならない。
・「不登校の児童生徒やその保護者を追い詰めることのないよう配慮するとともに、児童生徒の意思を十分に尊重して支援が行われるよう配慮すること」
・「不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われるようにすること」
・「国及び地方公共団体は、不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み、個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ、当該不登校児童生徒の状況に応じた学習活動が行われることとなるよう、当該不登校児童生徒及びその保護者(学校教育法第十六条に規定する保護者をいう。)に対する必要な情報の提供、助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする。」

以上のように書かれています。もちろん、法律に関係なく、子どもの気持ちや子どもの最善の利益を尊重する先生であってほしいものです。

義務教育違反にはならないのですか?

子どもが持っているのは「教育を受ける権利」であり、行政と保護者が子どもの「教育を保障する義務」を持ちます。行政は学校設置義務、保護者には就学の義務があります。誤解が多いようですが、義務教育の「義務」は子どもの「教育を受ける義務」ではありません。 子どもが不登校の場合、保護者は学校に行く条件(手続き)を整えているのに、子ども自身が何らかの事情で行けない、行かないというわけですから、保護者についても義務違反ではありません。

出席日数にカウントされる、通学定期が使えると聞いたのですが?

1992年、文部省(当時)は、「不登校はだれにでも起こりうる」という認識を示し、民間も含めて学校以外の場所に通っている子に出席日数を認める、と通達しました。出席日数として認定するかどうかは、在籍する学校の学校長に任されています。(みえシューレでは、今まで通っている全ての子どもが出席扱いになっています)ただ、日本では小中学校は出席日数が足りないと進級・卒業できない、という制度ではありませんので、出席日数に認められる、認められない、ということで進級や卒業を心配する必要はありません。
通学定期については、学校長が出席日数としてカウントしてもよいと判断する以上、学校に通うことと同じ扱いになりますので、発行することができます。在籍校から証明書をもらって、駅で購入します。

高校に籍を置きながら行けますか?

籍を置いている高校から転校や中退することを決めていなくても、「フリースクールに行ってみようかな」と思って通うこともできます。その後で元の高校に戻ることも可能ですし、フリースクールが気に入ったら「転校・中退」することも可能です。その際、三重シューレで連携している通信制高校の学習を希望する場合は「転校」になります。

「フリースクールみえシューレ」に通う

通うには、どうしたらいいですか?

みえシューレへの入会の第一条件は「子どもが入会を希望していること」です。初めに保護者の方と入会相談 (2時間 3000円) のお時間を設けています。それからご本人に見学に来ていただきます。見学は2回までです。(1回につき、3000円です。1回でも可能です。期間を置いてから、再度見学に来られる方もいます)
そのあと、本人が入会を希望すれば、入会手続きをしていただきます。

見学の時は何をしていますか?

スタッフからも声をかけますが、好きなことやモノを持ち込んでやっている子も多いです。ゲーム、本、絵を描く、パソコン・・・三重シューレにはマンガがたくさんありますので、これを読んでいる子も多いです。見学では、どんなところなのかを見る・雰囲気を感じる時間にしている人が多いように感じます。

見学をキャンセルできますか?

何回キャンセルしていただいても大丈夫ですよ。

すぐに慣れますか?

すぐに慣れる子もいますし、時間をかけて慣れていく子もいます。自分のペースで慣れていくことは大切なことだと考えています。無理をしないで安心して「今の自分にとっていい時間」を過ごしてください。

子どもたちはどんなペースで通っていますか?

フリースクールは「毎日通わなければならないところ」ではありませんので、人それぞれです。週に2・3回、毎日、月に2・3回、しばらく通ってこない時もあります。時間が経つ中で、そのペースが変化する子も多いです。自分のペースで通うことができるのがフリースクールです。

その他いろいろ

保護者の相談はありますか?

みえシューレの入会を検討していない方を対象とした「不登校相談」があります。みえシューレのスタッフが担当しますが、「みえ不登校支援ネットワーク」(http://www.mie-futoko.net/)が開設する相談窓口になります。こちらは初回2時間無料です。(2回目以降は5,000円になります)
予約制になっています → 059-213-1116
そのほか不登校フォーラムや親のシンポジウム、「親さろん」(親の懇談の場)もあります。企画が決まり次第、トップページの「ニュース」に掲載しています。

怪我や事故が起こった場合、保険はどうなるのですか?

小中学生に関しては、所属している学校の保険が適用されます。高校年齢以上の場合、怪我・事故等についての保険は会員の任意となります。

不登校についての新聞があると聞いたのですが?

「NPO法人全国不登校新聞社」が「不登校新聞」(http://www.futoko.org/)を、月2回発行しています。不登校、ひきこもり、教育、子どもの人権に関する情報を独自の視点で伝えています。最新情報、インタビュー記事などを記載し、不登校という視点から見えてくる社会問題や不登校から生まれてくる豊かな文化などが満載です。子どもがつくるページもあり、子ども・大人とも投稿することもできます。読者と共につくっていく新聞です。